日本三大祭りの魅力を徹底解説!祇園・天神・神田の見どころガイド

日本には、四季の風物詩とともに受け継がれてきた伝統や行事が数多くあります。
そのなかでも祭りは地域の歴史や文化、そして人々の熱気を体感できるもの。
この記事では、日本を代表する「三大祭り」の歴史や見どころに加えて、各地域の「三大祭り」についてご紹介します。
旅をしながら日本各地の祭りに触れてみませんか?
日本三大祭りとは?由来・歴史・特徴を紹介

「日本三大祭り」は、下記の3つを指します。
- 祇園祭(京都府)
- 天神祭(大阪府)
- 神田祭(東京都)
どの祭りも1000年以上の長い歴史を持ち、地域の人々が世代を超えて受け継いできた日本を代表する伝統的な祭りです。
なぜこの3つが「三大祭り」と呼ばれるの?
全国に数ある祭りのなかでも、長い歴史や規模の大きさを誇るのが「日本三大祭り」と呼ばれる「祇園祭」「天神祭」「神田祭」。
選出の理由には諸説あり、規模の大きさ、歴史的背景が共通点としてあげられます。
いずれも古くから続く由緒ある祭りで、地域に深く根付いているといった特徴も。
各地の文化や歴史を感じられる存在として、今もなお多くの人々に親しまれています!
【日本三大祭り】祇園祭|京都府

1000年以上の歴史を誇る祇園祭は、京都・八坂神社の祭礼として、7月1日〜31日まで1ヶ月にわたり開催されます。
「祇園祭」は、平安時代に流行していた疫病を鎮めるために、66本の鉾を立てて神輿を送る「祇園御霊会(ごりょうえ)」が起源とされています。
見どころは、前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)に行われる「山鉾巡行(やまほこじゅんこう)」。
豪華な装飾を施した高さ約25mの山鉾が囃子(はやし)の音とともに、京都の街中をゆっくりと進む姿は圧巻です。
金物や織物などで装飾された「動く美術館」とも言われる山鉾を眺められます。
宵山(よいやま)と呼ばれる前夜祭の期間には、夜の提灯に照らされた山鉾を間近で見学でき、地元の人々や観光客が浴衣姿で賑わう京都の夏の風物詩を楽しめます。
開催時期 | 7月1日〜31日 |
|---|---|
前祭 | 山鉾巡行(7月17日)/ |
後祭 | 山鉾巡行(7月24日)/ |
場所 | 八坂神社ほか |
アクセス | ・京阪電車「祇園四条」駅 |
【日本三大祭り】天神祭|大阪府

関西を代表するお祭りとして知られる大阪・天満宮の祭礼「天神祭」の起源は951年にさかのぼります。
学問の神様として知られる菅原道真を祀り、御神霊を船で送り出したことが始まりとされています。
見どころは、「陸渡御(りくとぎょ)」と「船渡御(ふなとぎょ)」、そして夜空を彩る奉納花火。
「陸渡御」では神輿を中心に約3,000人の行列が大阪市内を練り歩き、「船渡御」では提灯が飾られた約100隻の船が次々と大川を進みます。
夜には大川沿いから約5,000発の奉納花火が打ち上げられ、夜空と水面を美しく彩ります。
開催時期 | 7月24日、7月25日 |
|---|---|
場所 | 大阪天満宮ほか |
アクセス | ・JR大阪天満宮駅 徒歩約5分 |
【日本三大祭り】神田祭|東京都

江戸時代から「天下祭」と呼ばれ親しまれてきた「神田祭」。
徳川家康が幕府を開いて以降、神田明神は江戸の総鎮守となり、「神田祭」は幕府の重要な祭りとなりました。
見どころは、神輿が東京の街中を練り歩く「神輿宮入(みこしみやいり)」。
神田・日本橋・秋葉原・丸の内など、東京のビジネス街を伝統の祭り装束をまとった担ぎ手たちが神輿を担いで進む姿は、現代都市と伝統文化の融合を感じさせます。
また、平安時代の衣装を身にまとった人々が行列を作り練り歩く「神幸祭」では、江戸情緒を再現した行列を見ることができます。
開催時期 | 5月15日周辺の数日間 |
|---|---|
場所 | 神田明神ほか |
アクセス | ・中央線・総武線「御茶ノ水駅」 |
※1:西暦の奇数年は「本祭(ほんまつり)」、偶数年は「陰祭(かげまつり)」が開催。
ほかにもある“〇〇三大祭り”とは?
「日本三大祭り」だけではなく、各地域で「三大祭り」と呼ばれる伝統行事が全国に存在します。
特に夏のシーズンには、その土地ならではの風景や文化を体感できるチャンス!
東北三大祭りをはじめ、東京・関東・京都など、ご当地色豊かな祭りを知って、次の旅の候補にしてみませんか?
東北三大祭り(ねぶた・竿燈・七夕)
東北地方には夏を彩る「東北三大祭り」があります。
東北の夏を盛り上げる伝統行事で、地元の人々をはじめ、国内外から多くの観光客が訪れます。
【青森ねぶた祭(青森県)】

巨大な人形灯籠「ねぶた」が街を練り歩く「青森ねぶた祭」。
歴史上の武将や歌舞伎を題材にした造形美は圧巻で、毎年約300万人の観光客が訪れます。
「ラッセラー、ラッセラー」の掛け声とともに舞い踊る跳人(はねと)が祭りを盛り上げ、ルールを守れば観光客も跳人になって参加できる体感型のお祭りです。
開催時期 | 8月2日〜7日 |
|---|---|
場所 | 青森県青森市 |
アクセス | JR青森駅より徒歩約10分 |
【秋田竿燈まつり(秋田県)】

約1万個の提灯に灯りをともし、長さ12m・重さ50kg以上の竿燈(かんとう)を巧みに操る光景が名物のお祭り。
差し手が竿燈を額や肩、腰などに乗せてバランスを取る妙技は圧巻で、観客を魅了します。
ゆらめく灯りと提灯の揺れが夜の秋田の街を幻想的に照らします。
開催時期 | 8月3日〜6日 |
|---|---|
場所 | 竿燈大通り |
アクセス | 秋田駅(西口)より徒歩約15分 |
【仙台七夕まつり(宮城県)】

美しい七夕飾りがアーケード街を彩る「仙台七夕まつり」。
色とりどりのくす玉や吹き流しが風に揺れ、仙台市内が幻想的な空間に色づきます。
紙と竹で飾り付けられた七夕の優雅さを感じながら、ゆっくりアーケード街をめぐりましょう。
開催時期 | 8月6日〜8日 |
|---|---|
場所 | 仙台市中心部および |
アクセス | JR仙台駅 |
関東・東京・京都などの“三大祭り”一覧
日本各地には、地域の文化や風土を反映した「三大祭り」が存在します。
どれも地域の歴史や風土が感じられ、旅先の候補に加えたくなる伝統行事ばかりです。
ここでは、東京・関東・京都の三大祭りについてご紹介します。
【東京三大祭り】

神田祭 | 「日本三大祭り」でもあり |
三社祭 | 江戸風情が残る浅草のお祭り |
山王祭 | 皇居周辺を神幸行列がめぐる、 |
【関東三大祭り】

佐原の大祭 | 夏と秋の2回開催。 |
川越まつり | 小江戸と呼ばれる川越の町を |
秩父夜祭 | 国の重要無形民俗文化財に |
【京都三大祭り】

祇園祭 | まるで「動く美術館」と称される、 |
時代祭 | 明治時代に創設された比較的新しい祭り。 |
葵祭 | 賀茂御祖神社(下鴨神社)と |
阿波踊り・だんじり祭などの有名祭り
「三大祭り」以外にも、日本には個性的でスケールの大きな祭りが多数あります。
そのなかでも、人気のある2つの祭りをご紹介します。
【阿波踊り(徳島県)】

日本でも大規模な盆踊りとして知られる徳島県の「阿波踊り」は、連と呼ばれるチームがおそろいの衣装で踊る光景を眺められます。
「阿波踊り」の特徴は飛び入りで参加できる演舞場があること。
ただ観るだけではなく、阿波踊りに参加することで祭りの楽しさもより実感できるはず。
【岸和田だんじり祭(大阪府)】

重さ4tを超えるだんじり(山車)を猛スピードで曳き回す「岸和田だんじり祭」。
見どころは、だんじりがカーブを高速で曲がる「やりまわし」。
豪快さとだんじりの迫力に圧倒される祭りを楽しむことができます。
伝統・熱気・土地の魅力が詰まった三大祭りに行ってみよう
祇園祭・天神祭・神田祭といった「日本三大祭り」はもちろん、日本各地にはその土地ならではの歴史と文化が詰まった祭りが数多く存在します。
そんな日本各地の祭りを、ただ観光で訪れるだけではなく、もっと深く体験してみたいと思いませんか?
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観光だけでは味わえない地域のよさや祭りの裏側を知ることで、より「日本三大祭り」の魅力を感じられます。
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